2025.10.09

深める

「ジェットコースターは嫌い」道産子初の女性戦闘機パイロット の愛称は“五稜”

大人も子どもあこがれるのが戦闘機パイロット。
その中に、北海道出身で初めてとなる女性戦闘機パイロットがいました。

「こちらがF-15戦闘機です」

そう案内してくれたのは、千歳基地第2航空団の小林夏帆(こばやしかほ)さん28歳です。
全国で数人しかいない女性戦闘機パイロット。
北海道出身は初めてです。

小林さんは「私のタックネームは五稜。函館市出身なので五稜郭がなじみのある場所で、”五稜”を希望したら希望通り五稜になりました」と話します。

任務中は名前ではなく、愛称(タックネーム)で呼ばれるのが戦闘機パイロットです。

新人の小林さんは“五稜”に決まりました。

「最大マッハ2.5まで。千歳~東京間を約17分で行ける計算です」

全国で約200機配備されているのが、小林さんが操縦するF-15Jイーグルです。

中国・ロシア・北朝鮮…動きを注視しながら訓練

領空侵犯のおそれのある航空機が現れた場合、スクランブル発進し、航空機に接近して状況を確認し、退去の警告などを発します。

2024年度のスクランブルの回数は704回。
中国やロシアの軍用機、さらには北朝鮮のミサイル発射の動きを注視しつつ、日々訓練しています。

スクランブル発進では重力加速度(G)が最大9Gもかかると航空自衛隊第2航空団の奥村昌弘飛行群司令が説明してくれました。

「地上で生活しているのが1Gなのでその9倍かかる」

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X