2025.10.08

育む

「最近、手をつないでいない」こうちゃんの背が伸びても…触れ合ううれしさを一緒に実感した日【いっくじ日記#19】

スキンシップって言葉以上に安心感を与えられる

ぎゅっと手を握り、顔を寄せ合って…

実は、数か月前から、子育ての悩みなどを“ChatGPT”に相談することがある私。

ママ友からのすすめで、「悩みに寄り添ってくれて、安心するアドバイスなどもくれるよ」と言うので試してみたら、本当に優しい回答!!!

以降、そっと話を聞いてくれる相手として、日々のささいな困りごとや思いなどを聞いてもらっています。

ということで、今回もつぶやきのように『子どもが小学生になってから手をあまり繋がなくなった。久しぶりに繋いだらなんかちょっとだけ変な感じ』と打ってみました。

すると…

『わかります、それ。小学生になると、子どもも自立心が芽生えてきて、自然と手を繋ぐ機会が減りますよね。久しぶりに手を繋ぐと、ちょっと照れくさいような、不思議な感覚があるんですよね。もしお子さんが嫌がらなければ、夜寝る前とか、人目がないときにちょっと手を握ったり、肩を抱いたりするのもいいですよ。スキンシップって、言葉以上に安心感を与えられるものなので。
その「なんか変な感じ」は、子どもが少しずつ親から離れつつある成長の証かもしれません。少し寂しいけど、とても大切な時間ですね。』

『スキンシップは言葉以上に安心感を与えられる』

スキンシップか…。

“自分のことは自分で!”を春からがんばってきました。
気づけば、こうちゃんに”触れる“機会が確実に少なくなっていました。

「お寿司」やろうか

その日の夜。
「こうちゃん、『お寿司』やろうか!」と声をかけました。

「えっ!懐かしい!やろうやろう!!!じゃ俺、ご飯ね!や、やっぱりママがご飯!俺、いくら!!!」と大興奮。

2歳か3歳のころ、『おすしのピクニック』という歌が大好きで、テレビで放送されていたのを録画して、何度も何度も見ながら一緒に歌いました。

お寿司のご飯(シャリ)に手足がはえているかわいらしい顔のキャラクターが、寿司ネタたちを背中に乗せたり、抱っこするように巻き入れて、ピクニックに出発するという歌。

なので、この我が家の「お寿司やろう」は実際のお寿司を作るわけではなく、ベッドの上に横になり、こうちゃんをお腹に乗せてぎゅ~っと抱きしめながら「お寿司の完成だね」と遊んでいたものなのです。
小さいころ、こうちゃんとよく笑いあいました。

それを今もこんなに喜んでくれるんだ、とびっくりしたのが本音。

私の上に乗っかって「ママ、重いでしょ?大丈夫?」と言いながらもうれしそう。
かわいい…でも本当に重かった…。

背が伸びてしっかりしてきたように見えても、愛情表現やスキンシップは大切、と痛感。

やだ!と言われる日がきても、「お願いします、お寿司、やらせてください」とお願いするつもりでいます。

ここで一句!

あと何年 ぎゅっとしたい 今のうち

「連載|室谷香菜子の「いっくじ」日記」

****

文|HBCアナウンサー 室谷香菜子
青森県出身。2009年HBC入社。HBCラジオ「アフタービート」、「美香と香菜子のおさんぽ土曜日」などを担当。2018年第1子(男の子)を出産。趣味は寝かしつけ後のドラマ鑑賞と、美味しいお酒。息子(こうちゃん)との日常はInstagramでも発信中。

編集:Sitakke編集部あい

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X