
2025年11~12月、芥川龍之介の不朽の名作『藪の中』が演劇になり、札幌で上演されます。

HBCアナウンサーとSitakke編集部でつくる、「HBC演劇エンタメ研究会」(略してエンケン)から、おすすめの舞台『納谷版~藪の中』の情報です。

芥川龍之介の不朽の名作『藪の中』は、ある殺人事件を巡って、関係者たちがそれぞれ異なる証言をするという形で物語が展開され、何が真実であるのかが分からず、読者に深い問いを投げかける文学作品です。
今回、脚本/演出をつとめる納谷真大さんが、演劇として『藪の中』を現代版にアレンジして創り上げます。
『納谷版~藪の中』は、札幌の「ジョブキタ北八劇場」で【前期】11月29日(土)~12月7日(日)と【後期】12月24日(水)~12月28日(日)に上演されます。
さらにHBC演劇エンタメ研究会から、会長の堰八紗也佳(せきはち・さやか)アナウンサーと、堀内大輝アナウンサーが、上演後の朗読劇に出演します。
真冬の札幌、吹雪の夜。
とある飲み屋の周年パーティーで、ある騒動が起こる。
数日後、そこに居合わせた一人が遺体で発見される。警察はそれを事故死と判断するが・・・。
それぞれが持つ「あの日の記憶」。
それは語る者によってどこか食い違い、
視点がぼやけ、証言は互いに矛盾していく。
誰もが語り、誰も同じことを語らない。
果たして真実はどこにあるのか?
事実を突き止めることはできるのか?
真実と事実が、幾重にも交錯する・・・。
芥川龍之介が『藪の中』に描いた“証言の迷宮”が、
現代社会においてどこにでも起こりうる人間関係とシンクロする。
真実は、それぞれの言葉の中に
事実は、藪の――。
※北八劇場は、「芥川龍之介『藪の中』をベースに創作しています。作品中に、性暴力を想起させる描写や暴言・悲鳴などが含まれます。不安を感じる方は、ご観劇前に劇場までお知らせください」と呼びかけています。
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