2025.09.28
暮らす北海道の胆振東部地震からまもなく7年。
防災士の資格を取得した女子高校生が学校内の防災力をアップに奮闘中です。
太平洋に面した北海道新ひだか町。
千島海溝沿いの巨大地震が起きた場合、最大7.7メートルの津波がわずか28分後に到達すると想定されています。
静内高校は定期的に避難訓練をしています。
津波で2メートル以上水に浸かる想定のため、生徒らは4階以上に「垂直避難」するか最寄りの高台に逃げる訓練を重ねています。
電気製品のプラグをコンセントから抜き、周囲を見渡してメモを取る生徒がいました。
静内高校3年の小野杏紗さんです。
「避難時間や課題点をつけていました。災害後に電気が戻ったときに火災が発生する事例が多いので」
小野さんはこの高校でただ1人の「防災士」。
2024年11月、地元の防災に貢献したいと資格を取りました。
「看護師を目指していて人の命を救うことに興味があったのと、父が防災士の資格を持っていまして」
防災士の資格取得を知った高校側が小野さんに協力を依頼。
学校の防災について職員会議に加わり、アドバイスを買って出ています。
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