2025.09.29
ゆるむ春から夏にかけてのお写真でしょうか。
エゾタヌキの、赤ちゃんですねー。
笑っちゃうほど、足が短くって(失礼)、とってもかわいらしいですねー。
キタキツネと違って、エゾタヌキは夜行性なので、なかなか出会う機会が多くありません。
エゾタヌキは冬になると、冬眠はしないのですが、あまり行動せず、穴の中で過ごすことが多い〝冬ごもり〟の状態になります。
そのため秋の間に、たくさんの木の実などを食べて、皮下脂肪を蓄えて、それを少しずつ消費しながら、春が来るのを待っているのだそう。
タヌキの足が短いのは、地面に近い姿勢で、森や茂みの中を素早く動きやすいためにこうなっているようで、いわば生活しやすいように〝進化〟したものなのだそう。
以前、冬に、雪の上を何かを引きずったような跡と、その横に、ジグザグの小さな足の跡がついていたのを見たことがあります。
よくよく考えたら、それはエゾタヌキの足跡で、何かを引きずった跡は、足が短いために、雪の上をズリズリとこすった、〝おなか〟の跡でした。
冬ごもり中におなかが減って、雪の中を、ごちそうを探しに出かけたのかもしれません。
〝進化〟して短くなった足も、深い雪の上では、なかなか不便なようです。
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