北海道南部の木古内町で体を動かしながら楽しく学ぶ防災運動会が開かれました。
担架で人を搬送するリレーでは、慣れないせいか、転倒してしまう人も…。
木古内町では、町全体の防災力を高めようと2024年から「防災運動会」を実施。
2025年は小学生から大人まで50人が参加し、HBCの麻原衣桜記者も小学生チームに入れてもらいました。
挑戦したのは、初期消火のひとつ、チームワークが重要なバケツリレーです。
「戻して戻して!これ最後!」
効率的に運ぶためには、正確な声かけが大切です。
他にも、防災に関するクイズ大会など、白熱した戦いが繰り広げられました。
優勝したのは、木古内小学校陸上部チーム。
「楽しかったし、防災のことも学べてうれしかった」と話します。
運動会以外にも、参加者たちは救助を求めるときの声の大きさを測定したり、火災によって煙が充満した空間での視界の悪さを体験したりしました。
参加者からは「何も見えなくて本当に迷った」「定期的に意識付けをしていかないと。子どもも楽しめるイベントで、今回参加してよかった」という声が聞かれました。
木古内町の鈴木慎也町長は「災害が起こったときに一番大事なのは経験。体が勝手に動くような、そういった経験や体験や学びが大事です」と今回のイベントの意義を話していました。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年9月1日)の情報に基づきます。
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