2025.09.23
暮らす佐藤さんによると、逆浸透膜浄水という方法で、ピュアウォーター(純水)が生成される浄水方法を搭載しています。
つまりこのクルマは、水を避難所に運ぶのではなく、近くにある防火水槽や、川、湖などの水をその場でろ過して、安全な飲み水を作り出すことができるのです。
試しに、HBCの岡田ディレクターが抹茶ラテの粉末を混ぜた水を、この浄水器でろ過してみました。
「すごいまろやかで、水道水よりもクセがないです。抹茶のニオイなどもすべて消えています」
1時間で約125リットルの飲み水をつくることができるといいます。
これらの機能は、最大で20時間、稼働可能。
クルマ自体も軽トラックなので、普通自動車免許で運転でき、小回りもききます。
「LCX」を開発したのは、山形県で救急車などの製造・販売を手がける「大江車体特装」です。
大江社長は「今までは倉庫に備蓄する固定型のインフラおよびライフラインだったものが、車に搭載することによって、移動型で提供できるということころが一番の特徴になる」と話します。
東日本大震災で、被災した人に水と温かい食事を届けることの必要性を痛感したとい鵜大江社長。
その教訓をもとに「LCX」を開発しました。
2024年1月の能登半島地震では、石川県の社会福祉協議会に無償で貸し出しました。
「水を作る車が移動して避難所に来るという発想の転換、新しい発想と文化をどれだけ広めていけるかなというふうなことを考えて、今プレゼンテーション活動を進めている」
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