「地球の未来のために、二酸化炭素の排出を抑えよう」——
よく耳にしますが、“自分にできること”って何でしょうか?
北海道・小樽市では、そのヒントを楽しみながら見つけるための取り組みをしています。
気軽にできる暮らしの工夫を実践すると、いくら醤油漬けや石狩鍋セットなどの景品が抽選で当たるキャンペーンに、ものづくり体験やクイズ大会を通して、親子で学び、考えられる参加無料のイベントも!
その詳細や、思いをご紹介します。
小樽市の取り組みのきっかけになったのは、2023年に環境省が提唱した「デコ活」です。
二酸化炭素の排出を減らす「脱炭素(Decarbonization)」と、環境にいい「エコ(Eco)」な活動・生活を組み合わせた言葉で、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現をめざしています。
北海道でも市民や事業者に広めようとする自治体が増えており、小樽市もそのひとつです。
小樽市生活環境部環境課の澤田昌子さんにお話を聞きました。
小樽市は2023年に「ゼロカーボンシティ小樽市」を表明し、市民向けの省エネコンテストや脱炭素経営に関する事業者向けセミナーの開催など、二酸化炭素排出削減に向けたさまざまな取組みを進めているといいます。
その一環として展開しているのが、「おたるデコ活チャレンジ2025」。
その中で、市民参加型の「デコ活チャレンジ15」を実施しているほか、9月28日(日)には「みんなのデコ活フェスタin小樽」を開催予定です。
「デコ活チャレンジ15」は、用意された15種類のアクションの中から5つ以上実践して応募すると、抽選で景品がもらえる企画です。
景品は、いくら醤油漬けが10名、石狩鍋セットが20名、漬け魚切り身が30名と、合計60名分用意されています。
アクションは、「マイバッグを持ってお買い物!」「マイボトルを持ち歩こう!」「使っていない家電のコンセントを抜こう!」など、暮らしの中で気軽にできるものです。
環境省が公開する「デコ活データベース」にある90以上のアクション例の中から、特に取組みやすいものを選んだといいます。
澤田さんのおすすめのアクションは、「地元・旬の食材を選ぼう!」。
「北海道や小樽はおいしいものがたくさんありますし、地域に貢献することが二酸化炭素排出削減にもつながるというのは意外な視点かなと思います」と話します。
そのほか「リユース品の衣服を着よう!」も、市民から「二酸化炭素排出削減につながるとは知らなかった」という声があるそうで、「子ども服のお下がりも立派なデコ活です。節約につながるものが多いので、ぜひ積極的にチャレンジしてほしいです」と話していました。
「デコ活チャレンジ15」のチャレンジ・応募期間は2025年8月1日(金)~10月31日(金)で、応募時点で小樽市在住の方が対象です。
詳細は特設サイトからご確認ください。
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