2025.09.23
みがく札幌で芸妓をしております、「こと代」と申します。 「芸妓」といえば、京都のイメージが強いと思います。
しかし北海道にも開拓期から道内各地に花柳界がございました。
現在は札幌のみになってしまいましたが、「さっぽろ 名妓連」には11名の芸者衆が所属し、毎日お稽古、お座敷などで活動しております。
連載「さっぽろ芸妓日記」では、札幌の花柳界の歴史や 文化などをご紹介していきたいと思います。お付き合いのほど、どうぞ宜しくお願いいたします!
京都では、舞妓・芸妓(げいこ)と呼びますが、地域によって呼び方が違うというお話は以前もさせていただきました。
札幌では、舞妓→半玉(はんぎょく)、芸妓→芸者と呼ぶことが多いです。
それでは、半玉と芸者の違いは一体なんなのでしょうか?
一番分かりやすい違いは、「年齢」です。
半玉さんは18〜20歳くらいまで、芸者さんは20歳以上からで、定年や年齢制限はありません。
京都では中学校を卒業した15歳くらいから仕込みさん(見習い)ができますが、札幌は18歳以上じゃないとできないという決まりがあります。
ちなみに、半玉(はんぎょく)は半分の玉(ぎょく)と書きます。これは、芸者見習いである半玉は玉代(お花代、ギャラのこと)が半分ですよ、という意味があり、このように呼ばれています。
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