2025.09.19

深める

「妻夫木、これが沖縄よ」心に刻まれた“戦争のにおい”とは…高校生へ特別授業

初めての試写は…最近の平和学習の難しさ

『宝島』の特別授業を前に、試写会が行われました。

歴史の授業ではほとんど扱わない米軍占領下の時代、そして3時間を超える内容に生徒たちは圧倒されていました。

10月の修学旅行に向け、これから沖縄を学んでいく生徒たち。

「画がリアルで勉強になりました」
「戦争の悲惨さを考えるきっかけになりました」

こう話すものの、映画の内容は少し難しかったようです。

大森教頭は「落とし込みきれてはいないかな。非常にたくさんの情報があったので、3時間という非常に長い映画。うまく消化できない部分があるだろうけど」と話します。

そんな大森教頭は最近、平和学習の難しさを感じています。

「当然だが、実体験を聞く機会が急速に減っている」
「沖縄も追体験がやりづらい」

戦後80年…映画を通して戦争の現実、そして“平和とは何か”少しでも考えてほしい。

大森教頭は、妻夫木さんらによる特別授業を前に、レクチャーを行うと決めていました。

「映画に出てくる史実を生徒たちに確認してほしい。深めないともったいない。こういう機会を与えてもらったので」

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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