2025.09.08

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4割が不登校経験者…コンブのマチの小さな高校が築いた「居場所」が閉校へ

今、地方から学校が消えていっています。
人口減少が進む中、廃校になる公立学校の数は都道府県別で北海道が最も多くなっています。

そんな廃校になる学校のひとつ、江戸時代から続く産業を支え、子どもたちの居場所になっている高校を取材しました。

潮の香りが漂うこの地は函館市に編入される前は南茅部町と呼ばれていました。
人口は約4000人。
10ある漁港から毎日多くの漁船が行き交う、全国屈指のコンブ漁業の町です。

この地域唯一の高校、南茅部高校。
生徒はわずか17人。全員が地元で育ちました。
南茅部高校の生徒はクラス全員が幼なじみです。

漁業の町ならではの独自のルールがあります。
その名も、「逆サマータイム」。

コンブ漁を手伝う生徒たちに合わせて、学校の始業時間を1時間遅くするものです。

南茅部高校3年生の長谷川凜さんは実家のコンブ漁を手伝っているということで、密着させてもらいました。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

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