2025.09.06

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北海道の自慢のそば祭りも「少子高齢化」で終幕…若者の活動が実ったマチの実例は

教育やインフラの維持などあらゆる面に影響を及ぼす人口減少。
北海道でいま何が起きているのか現場を歩きました。

連載「じぶんごとニュース

マチの名物「祭り」も人口減少で

そばの作付け面積日本一、北海道上川郡の幌加内町。
見渡す限りのソバ畑が広がります。

自慢の「幌加内そば」を一躍、全国区に押し上げた立役者が「幌加内町新そば祭り」です。

マチの活性化や観光振興などを目的に1994年に始まった祭りは毎年4万人以上を集める人気イベントとなりました。

今回で30回目の節目の年を迎えましたが、実は、2025年で祭りは幕を下ろします。

幌加内町そば祭りの田丸利博実行委員長は「毎年”人口減少”。当時から頑張ってくれてる人も32歳年をとって、スタッフを維持するのがかなり厳しい」と教えてくれました。

幌加内町の人口は1221人と、祭りが始まった年から半減。
町立高校でそば打ちの授業を必修にするなど、そばを通じたマチづくりも進めてきましたが、厳しい状況が続いています。

急激に衰退するマチ…それでも「そば祭り」は形を変えて残したいといいます。

「身の丈に合った運営を継続していく。しなければいけないと思っている」

祭りに加え、マチの行く末も岐路に立たされています。

そんな中そんな「若者」の活動が実ったマチが北海道十勝地方にあります。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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