松田裕輝さんと弟たちが営む駄菓子Bar『ネイムレス』に、この日も、子どもたちが連れ立ってやって来ました。
孤独や孤立の予防線は、人とのつながり―。
遠回りしてきたからこそ、松田さんは、その大切さを誰よりも知っています。
摂南大学の竹中准教授によりますと、犯罪社会学には“学習理論”という考え方があります。
「人の行動は、暴力が当たり前の環境で育てば非行や犯罪に走ってしまうことがある一方、誰かが良いお手本となることで、良い行動を学び直すことができる」という考えです。
松田さんは、自身の経験から駄菓子Barを通じて子どもに寄り添おうとしています。
子ども食堂という存在もとても注目されていますが、そうした気兼ねなく子どもたちが立ち寄れる場所は、現代で、より求められているのかもしれません。
過去の犯罪としっかり向き合って、その反省を未来へ活かそうと、松田さんはいま、その途中に立っているのではないでしょうか。
今後、松田さんは“巨大迷路”を作る夢があるとのこと。
「壁にぶつかっても、諦めずに進めば、道が見つかる」ことを伝えたいと話しています。
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年7月5日)の情報に基づきます。
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