2025.09.07

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強盗傷害で少年院へ…元犯罪少年が寄り添う「寂しい子どもたちを減らす」駄菓子バー

きょうも子どもたちが

松田裕輝さんと弟たちが営む駄菓子Bar『ネイムレス』に、この日も、子どもたちが連れ立ってやって来ました。

孤独や孤立の予防線は、人とのつながり―。
遠回りしてきたからこそ、松田さんは、その大切さを誰よりも知っています。

過去に起こした犯罪と向き合い、反省を未来へ

摂南大学の竹中准教授によりますと、犯罪社会学には“学習理論”という考え方があります。

「人の行動は、暴力が当たり前の環境で育てば非行や犯罪に走ってしまうことがある一方、誰かが良いお手本となることで、良い行動を学び直すことができる」という考えです。

松田さんは、自身の経験から駄菓子Barを通じて子どもに寄り添おうとしています。
子ども食堂という存在もとても注目されていますが、そうした気兼ねなく子どもたちが立ち寄れる場所は、現代で、より求められているのかもしれません。

過去の犯罪としっかり向き合って、その反省を未来へ活かそうと、松田さんはいま、その途中に立っているのではないでしょうか。

今後、松田さんは“巨大迷路”を作る夢があるとのこと。
「壁にぶつかっても、諦めずに進めば、道が見つかる」ことを伝えたいと話しています。

連載「じぶんごとニュース

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年7月5日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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