松田裕輝さんは、少年法でいう元“犯罪少年”です。
かつて自らが起こした路上強盗の現場で、事件を振り返ります。
「うーん、なんであんなことをやってしまったのか…というのはあります。被害者の方に申し訳ない気持ち…、申し訳ないで済むような話ではなかったんですけれど」
今から10年前、17歳だった松田さんは、仲間3人と通行人の男性を襲い、5000円ほどを奪って逃走。
被害者は、ろっ骨を折る大けがをしました。
そして事件の半年後、松田さんは逮捕されます。
「捕まったときは、『人生終わった』と思いましたね。そのときは、被害者のことを考えるよりかは、“自分がこれからどうなるんだろう…”ということしか頭になかったです」
1年あまりの少年院の生活。
社会に戻ったあとも、すぐには立ち直れませんでした。
「少年院から出てきたあとも、まともな人間ではなかったんですけれど…。当時、目の前に覚せい剤とかがあったら、恐らくやっていたんじゃないかなって…」
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