2025.09.07

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強盗傷害で少年院へ…元犯罪少年が寄り添う「寂しい子どもたちを減らす」駄菓子バー

「なんであんなことを…」

松田裕輝さんは、少年法でいう元“犯罪少年”です。
かつて自らが起こした路上強盗の現場で、事件を振り返ります。

「うーん、なんであんなことをやってしまったのか…というのはあります。被害者の方に申し訳ない気持ち…、申し訳ないで済むような話ではなかったんですけれど」

今から10年前、17歳だった松田さんは、仲間3人と通行人の男性を襲い、5000円ほどを奪って逃走。
被害者は、ろっ骨を折る大けがをしました。
そして事件の半年後、松田さんは逮捕されます。

「捕まったときは、『人生終わった』と思いましたね。そのときは、被害者のことを考えるよりかは、“自分がこれからどうなるんだろう…”ということしか頭になかったです」

1年あまりの少年院の生活。
社会に戻ったあとも、すぐには立ち直れませんでした。

「少年院から出てきたあとも、まともな人間ではなかったんですけれど…。当時、目の前に覚せい剤とかがあったら、恐らくやっていたんじゃないかなって…」

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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