今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2025年9月1日〜9月5日ピックアップ分)
北海道でも、標高の高い山のガレ場(岩が積み重なったような場所)にしか生息していないエゾナキウサギです。
9月になりました。大雪山系の黒岳では、去年9月20日は、初雪が降りました。
エゾナキウサギは冬眠をしませんが、冬には深い雪が積もりエサを探すことが出来なくなるので、そろそろ〝冬ごもり〟の準備をしなくてはなりません。
ことしの春に生まれた、子ナッキーにとっては、最大の試練ですね。
ナキウサギは数万年前、ユーラシア大陸と北海道がつながっていた氷期に、マンモスなどといっしょに北海道へやってきました。
その後、地球が温かくなって、海水面が上昇して、大陸と離れた北海道に残りました。
ナキウサギは、とっても暑さに弱いので、涼しさを求めてどんどん高い山に、生息地を移動させていったのだそうです。
なので、気候変動でさらに気温が上昇すれば、エゾナキウサギの生息地がさらにせばめられてしまいます。
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