石狩市の隣、当別町では空き家を再生する試みが。
運営するのはT&Tの辻野修太朗代表です。
「1階は靴屋さんで、2階はオーナーが住んでいた。前のオーナーからいただいた兜や神棚はここを訪れる海外の方に喜んでもらえると思ってディスプレイしている」と紹介してくれたのが、4月にオープンした民泊「oheso(オヘソ)」です。
辻野さんが、築50年以上の「くつ店兼住宅」を無償で譲り受け、町の補助金なども活用して改装しました。
駅や商店街から近く、1棟貸しで最大16人が泊まれるため、7月と8月は、大学のサークル合宿などで予約が半分以上埋まっています。
もちろん、どんな空き家でも再利用できるわけではありません。
「立地が面白いなと思うのが大きなポイントだと僕は考えています。想定外の費用がかかることもありますので、購入前にしっかりチェックするようにしている」
空き家問題に詳しい北海学園大学の岡本浩一教授は、空き家に対する意識を変えていくことが重要だといいます。
「空き家=社会悪・問題というとらえ方ではなくて、空き家も地域の財産になる可能性があるという見方をしていくのは大事」
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