2025.09.05

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隣の空き家の雪で数百万円被害…「明日はわが身」の問題に“再生”で地域の財産化も

被害は数百万円も

画像提供:徳丸工業・北田大輔代表

小樽市の住宅地では、空き家による周りへの被害も。

空き家の隣の敷地は徳丸工業を営む北田大輔代表の作業場兼資材置き場です。

2025年3月、空き家の屋根から、大量の雪が落ちてきたといいます。

「ものすごくびっくりしました。もう家が崩れるんじゃないかって規模で…」

雪は壁を突き破って屋内へ。
柱をへし折り、トイレも断熱材が露出するほどの被害を受けました。

画像提供:徳丸工業・北田大輔代表

一時的な修理にかかった費用は、100万円あまり…
一方、空き家の持ち主はすでに相続を放棄していて、いまは国の財産になるまで弁護士が建物の管理をしています。

本格的な修理にはさらに数百万円かかる見込みですが、金額面で折り合いがつかず、弁護士を通して話し合いが続いているといいます。
HBC報道部は、建物を管理する弁護士に取材を申し込みましたが「一切お答えできない」と断られました。

徳丸工業の北田代表は「私も実家に両親がいて、ここと同じくらい山奥。空き家問題は明日は我が身の問題なのかな」と話します。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

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