住む人がいなくなり放置された「空き家」。
自身も当事者になりかねない、実は身近な「空き家問題」を、深掘りします。
連載「じぶんごとニュース」
建設から60年以上経った石狩市浜益区の空き家。
外観に崩れなどはないようにみえますが、中を見ると、天井が崩れ落ちています。
下には集められたがれきが積まれている状態です。
横の壁は中の木造がむき出しに…。
なんとも危険に見えます。
実際に3年ほど前には老朽化した煙突が隣の空き地に倒壊したのだといいます。
石狩市は、空き家の持ち主に修繕や解体を求めてきましたが、危険な状態が放置されたため、空き家を強制的に撤去する「行政代執行」に初めて着手しました。
解体には約2か月かかる見通しで、費用は市が所有者に請求します。
石狩市建築住宅課佐々木勇次課長は行政代執行に至った理由について、「土地柄、風が強い場所でもあるので、飛散物など地域の方々に迷惑がかかると判断した」と話します。
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