2025.09.05
出かける実は『天国への会談』のオーディションで、出演メンバーは決まったものの、メインキャスト以外の細かな配役が決まっておらず、この後期ワークショップの中で決めていくことになっていました。
納谷さんは、できるだけ皆が役によって輝き、プラスに見える配置を、と考えていました。
セリフが多いか少ないかは関係なく、一人一人が輝ける場を作りたい。そんな納谷さんの思いが伝わってきました。
見た目や話し方に特徴があったり、まだ舞台に慣れていなかったりする人も、その個性が生きるように配役や演出を決めていきます。稽古のたびに、舞台がとてもおもしろくなっていくのを感じています。
ただ、ワークショップと言えど、必ず全員が舞台に立てるわけではありません。
納谷さんは、「できればみんなを舞台に上げたいし、上げるからには魅力的に見せたい。ただ、今回の公演はお客さんはチケット代を払って観に来てくれます。大人ひとり3500円というチケットの重みを感じてほしい」と言います。
お金を払って観たい、観てよかったと思えるほどの、価値のある舞台を作らなくてはいけない…その強い意思を感じました。
「プロにはほど遠い」ということを自覚することになった、ワークショップ後期。
いよいよ今月になった公演当日に向けて、引き続き稽古に励みます。
どんな舞台ができあがるのか、ぜひお楽しみに!
パートナーメディア