なぜ道の駅にドッグランが増えているのか?日本愛玩動物協会の東海林克彦会長に聞くと、理由に挙げたのは「犬と一緒に旅行したい人は、どうしても車で移動する人が多い」ということ。
「1時間おきぐらいに外気にあてたり、水を飲ませたり。それに対応する形で、道の駅側もサービス向上策として、ドッグランの建設を始めたと思います」
ドッグランはこんな場所にも。
2024年、北広島市にオープンしたジェラートとピザの店「アルトラーチェ」。
隣にはアウトドアショップもあります。
食事や買い物に来た人が無料で利用できるドッグランがあり、愛犬家に人気なんです。
1000平方メートルの広いドッグランでは、犬たちがのびのびと遊んでいます。
店舗のテラス席には、リードをつなぐポールと犬専用のチェアを用意。
犬を連れてきた人も、ゆっくりジェラートやピザなどの食事を味わえます。
無料のドッグランが、店に集客効果をもたらしていると葛西温美店長が話します。
「ワンちゃん連れの間で口コミが広がって、その方たちがジェラートを食べに来るのが多いので、店にもいい影響がでている」
日本愛玩動物協会の東海林克彦会長はペットとレジャーや旅行にでかける「ペットツーリズム」は、今後さらに広がるといいます。
「観光需要を伸ばす意味でも、売り上げを伸ばす意味でも、ペットツーリズムに着目して、観光地はサービスの向上を図っていく必要があると思う」
そのためにはペットとホテルに泊まれるというだけでなく、観光地全体で食事や観光ができる「点から面」の取り組みがカギになってきそうです。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年6月27日)の情報に基づきます。
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