2025.08.30
育む祭りが最高潮に盛り上がる中、こうちゃんは沿道の席の一番前に、同い年くらいの男の子を見つけました。
「ママ、あそこまで行ってきていい!?」と言うので「いいよ」と言いながら、こっそり後ろをついていってみると…
「ねぇ、何年生?俺、1年生。友だちになろう?」
そう話しかけるとぴったりくっついて座りました。
その後の2人の会話は囃子の音や歓声でもう聞こえませんでしたが、地面に落ちた鈴をどっちが早く拾うか競ったりして、とても楽しそう。
こんなに短時間で友だちになれちゃうのか…。
「こうちゃん、楽しい?」と耳元で聞くと、「うん!めっちゃ楽しい!!」と。
そうか、それはママもめっちゃ嬉しい。
気がつくと、こうちゃんは一度も「音が怖い!」と言うことなく、ねぶたのパレードを見終わっていました。
「ねぇ、音は全然怖くなかったの?ねぶたの顔も怖くなかった?」
「うん、ぜ~んぜん、へっちゃら!ママは?怖かった?近くで見るとちょっとさ、怖いとき、あるよね。さ、ママ、帰って花火やろう!」
もう少し、余韻に浸らせてよ…。
真っ暗な帰り道。
当然、「疲れた~。抱っこ!抱っこ!」なんて、ぐずったりしません。
そうだよね、もう小学生だもんね。
大きなかけ声をかける姿も。
初対面の子に話しかけてあっという間に仲良くなっちゃう姿も。
大きな音と光をワクワクした目で見つめる姿も。
(そしてねぶたの顔がちょっとこわいと言っちゃう姿も)
こうちゃんなりに祭りを目いっぱい楽しむ姿を見て、連れてきてよかったな、としみじみ。
また少し大きくなったこうちゃんとの思い出ができた、ちょっと特別な帰省の夜でした。
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