2025.08.31

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登山の安全対策のために、「登る前」にしておきたいこと 登山者にとってもメリットのある取り組みを体験

登山計画書ってなに?

富良野岳登山口

登山計画書は、「遭難した!」「ケガをした!」などの緊急時に備えて自分の連絡先を警察に届け出るものです。
北海道の場合は、北海道警察のホームページから記入用紙をダウンロードして、メールや郵送をする必要がありました。
しかも登山の7日前までの提出が推奨されているのです。

また、それ以外の方法として登山口にあるポストで登山計画書を届け出ることもできます。
ポストには多くの場合記入用紙も置いているのでその場で記入して投函できますが…低山の場合はポストが備わっていないケースもあります。

ちなみにこの画像の入林届出箱は、国有林に入る場合に林野庁に提出する「入林届」を入れるもの。入山時刻や名前、緊急連絡先などを書くファイルが入っていますが、警察に提出する必要がある「登山計画書」とは別物です!注意!

国有林である山の登山では「登山計画書」と「入林届」の2つを提出する必要があります!

「入林届」は警察に情報が届くものではないため、遭難などのケースでは警察が林野庁に問い合わせて、ようやく登山者の情報が共有されるという手間になってしまっていました。

アプリで立てた登山計画が、公式書類として警察に提出できる!

今回、協定を結んだことで、YAMAPのアプリ上で登山計画を提出すると、北海道警察へも共有されるようになりました。

私たち登山者は、登山計画書を記入・郵送・投函したりするなどの手間が省けて利便性が上がり、緊急時の情報を警察に共有できる安心感もアップ。

そして、警察側も山岳遭難が発生した場合に、遭難者の位置情報が分かるシステムにアクセスすることができるようになったことで、迅速な救助活動につながります。

まさにウィンウィンの関係…。

登山を楽しむには、まず安全が第一!登山計画書は「備え」のひとつになります

2025年8月現在、30道府県の警察が同様の協定を結んでいるということです。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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