連載「森に行こう!」では、札幌市南区にある滝野すずらん丘陵公園の「滝野の森」を毎日歩き回っている筆者が、普段森に行かない人たちに向けて森を楽しむためのポイントをお伝えしています。
札幌市内には散策路が整備された森や公園が実はたくさんあり、様々な木や花がありいろんな生きものたちに出会うこともできます。また、1時間ほどで山頂まで行ける山も多く、自然を身近に感じられる素晴らしい街だと思っています。
ただ、実際に森に行くとなると色々心配なこともありますよね。前回はその中でも「危険な植物」について書きましたが、今回は森で出会うことがある「危険な生きもの」を紹介します!
連載「森に行こう! ~身近な自然におもしろさが詰まっている~」
森の危険な生きものと言えばヒグマです。
連日ニュースで様々なクマについての報道がされていて、怖いと感じてる人は多いのではないでしょうか?
ただクマについては「出会ってからどうするか?」を考えるより「出会わないためにどうするか?」が大事です。滝野公園でも様々な対策やクマについて知るための情報発信や展示をしていますが、Sitakkeの中の「クマさん、ここまでよ」のページにも詳しく書かれているのでそちらもご確認ください。
今回取り上げるのはもっと遭遇率が高い危険な生きものたち。まずは最近話題の「ダニ」について紹介します。
先日道内で初めてダニに噛まれて感染することがある「SFTS」という感染症の発生が確認された、という報道がありました。ダニに噛まれると他にも様々なウィルスや感染症を発症するリスクがあり、滝野公園でも森に入るお客様には気をつけてもらうよう声かけています。ダニに噛まれたからと言って必ず感染症にかかるというわけではありませんが、リスクがある以上対策は必要です。
ちなみにダニってこんな形をしています。
大きさは2ミリ程度。
2ミリというと、ほくろぐらいの大きさがあるので普通に目で見えます。なので森の散策を楽しんだ後は、必ず建物や車に戻る前にダニがついてないかチェックしましょう。
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