2025.08.26
深めるさて、今回のにねんせいさんの悩みのひとつは「自分の気持ちを伝えるべきタイミングってありますか?」というものでしたね。
そうね、改めて難しいことだよなぁと思いつつ。
大切なひととの仲直りの仕方、「ごめん!」の伝え方については、以前別のコラムで熱弁をふるわせてもらっているので、そちらをぜひ。
この中でも書いたのですが、タイミングは待つものではなく自分で作るもの。
それに、「しばらく接近はしないようにしていく」ともお手紙では書いていたけれど、距離を置きすぎてしまうのは正直悪手。
これまで通り仲良くいたいのならば、その「仲良くいたいんだ!」という願いそのままに、相手にまっすぐアプローチする方がやはりいいんじゃないかなぁと、そうあたしは思います。
と、こう書くことで、ひとつの方向性をまず提示した上でなんだけれど。
もう少しだけ突っ込んだことも記しておこうかな。
にねんせいさん。
あなたは、残りの中学生の時間を「どうしていけばいいでしょうか?」と質問してくれました。
これがあなたの悩みの芯の部分なんだろうなぁと、お手紙を読んだとき、あたしは最初にそう思ったの。
そうだよね。
友達の恋心を無碍にしてしまい、そのことでしっかりと責められ。
あなたはおそらく「自分はなんて最低な人間なんだ」と、自分自身に対してそれはもう、これまでにないような失望感を抱いてしまったことでしょう。
(だからこそ、学校もちょっと休んじゃったわけよね。似たような経験、あたしにもあるわ)
傷つけてしまった相手も、その相手が思いを寄せる人も同じ空間にいる、狭い学び舎のなかで。
これから果たして自分は、前と変わらず日々を過ごし、笑顔で周囲と接することなんてできるだろうかと、不安に思うのも当然だろうなぁと思います。
吐露してくれている目下の「辛いし、申し訳ないし、悲しいし」といった心境は、きっとしばらく続いてしまうんだろうなぁとも、画面の向こうからではありますが、あたしはそう想像しています。
でも、だからこそ。
にねんせいさん、あなたはその失望や不安、辛さ、申し訳なさ、悲しさ、すべてをしっかり「自分のもの」「自分のもたらした結果」として受け止めながら、これからも学校に通ってみてください。
通い続けてください。
そして、その学校生活の中で、今回親友に対しておかしてしまった過失を「どうやって自分で尻ぬぐいするか」「どうやったら尻ぬぐいしたことになるのか」を考え続け、なんなら行動に起こしてみてほしいんです(先ほどの「仲直りの仕方」コラムは、行動を起こす際のひとつの参考になるであろうと思い、紹介しています)。
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