ジャケットに記された「北海道教育委員会選定」の記載を元に北海道教育委員会に早速、話を聞ききました。
「作詞は1951年に、当時江別市で教員をしていた坪松さんにお願いしたと聞いている」
作詞したのは江別市の教員、坪松一郎さん。
発祥の地・江別には、その功績を称える詩碑が建てられています。
さらに、気になる呪文のような謎の歌詞。
「シャンコ、シャンコ、シャンコ、シャシャンがシャン」
「シャンコシャンコ」には、忘れられない音の記憶が刻まれていました。
2001年のHBCの取材で、江別文学の会の望月芳明さんがその背景をこう話していました。
「馬そりがシャンシャンシャンシャンと消えていく音。この音が出てくるのは、石狩という世界でないと出てこなかっただろうと思う」
では、なぜ、この歌が作られたのでしょうか。
理由は、戦後の混乱期を生きる子供たちへの深い愛情でした。
「1951年なので戦後で子供向けの娯楽や子供の健全育成などを考えて作ったと推測される」
日本の主権が回復し、連合軍の占領が終わった1951年。
子どもたちは、戦争で受けた心の傷が未だ癒えず、娯楽も食糧も不足していました。
そんな子どもたちを元気づけようと「子どもの盆踊りを作ろう」という声があがったのです。
依頼を受けた坪松さんは、心から喜んだといいます。
坪松一郎氏の妻、坪松シゲさんは1997年、HBCの取材にこう答えてくれていました。
「道庁から依頼が来たときは、随分喜んでいました。ようやく子どもに目を向けてくれたって。3~4日で歌詞を作った。できてから『これどう?』と見せてくれて、『あら、いいわね。どこでも聞けるし、これいいわ』と言った」
■ 『北海道ソフトクリームラリー2025』171店舗が参加!とろけるしあわせ巡りで豪華賞品が当たるかも?
■【6選】「たい焼1匹入ります」「採れたて完熟いちごトッピング」函館市で注目のソフトクリーム! #北海道ソフトクリームラリー2025
■【5選】ねこがちょこんと乗って待ってます 北海道本別町・浦幌町の注目ソフトクリーム #北海道ソフトクリームラリー2025
パートナーメディア