2025.08.20

ゆるむ

芸妓はお酒が飲めないとやってられない?プライベートでもよく飲む?【さっぽろ芸妓日記vol.28】

札幌で芸妓をしております、「こと代」と申します。 「芸妓」といえば、京都のイメージが強いと思います。
しかし北海道にも開拓期から道内各地に花柳界がございました。
現在は札幌のみになってしまいましたが、「さっぽろ 名妓連」には11名の芸者衆が所属し、毎日お稽古、お座敷などで活動しております。

連載「さっぽろ芸妓日記」では、札幌の花柳界の歴史や 文化などをご紹介していきたいと思います。お付き合いのほど、どうぞ宜しくお願いいたします!

お酒が強くないとダメ?

皆様は、お酒は嗜まれますか?私は強くはないですが...好きです。笑
今回はよく質問をいただく、芸妓のお酒にまつわるあれこれをご紹介いたします!

お酒が強くないと芸妓になれないの?

お座敷といえばやはりお酒のイメージが強いと思います。演舞を披露する他に、お客様にお酌をするというのも立派な業務のひとつです。

芸者衆はお座敷中は食事に手を付けることはご法度なのですが、一緒にお酒をいただくことは許されています。
ですので、お客様の計らいで「ご一緒にどうぞ」と言っていただければ、有難く頂戴いたします。

ただ、「絶対にお酒が強くないといけない」ということはないのです。
紳士なお客様ばかりですので無理にお酒を強要されることはありませんし、全て自分のさじ加減でいただくことになりますね。
(実際にお酒を全く飲まないお姐さんもいらっしゃいますが、売れっ子さんです。)

お客様と一緒にお酒を楽しめるのが一番ですが、たとえ飲めなかったり弱かったとしても、座持ち(会話でその場を盛り上げる)ができればそれでオッケーということです!

踊りをつける前には、なるべくお酒はいただかないようにしてます。ふらふらっとしてしまったら大変ですもんね!

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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