2025.08.19

ゆるむ

【素朴な疑問】着物で踊る芸妓…夏は暑くないの? 7~8月限定の特別ルールも/さっぽろ芸妓日記vol.27

札幌で芸妓をしております、「こと代」と申します。 「芸妓」といえば、京都のイメージが強いと思います。
しかし北海道にも開拓期から道内各地に花柳界がございました。
現在は札幌のみになってしまいましたが、「さっぽろ 名妓連」には11名の芸者衆が所属し、毎日お稽古、お座敷などで活動しております。

連載「さっぽろ芸妓日記」では、札幌の花柳界の歴史や 文化などをご紹介していきたいと思います。お付き合いのほど、どうぞ宜しくお願いいたします!

芸妓って、夏は暑くないの?

札幌も暑い日が続きますね。皆様、夏バテされていませんか?

夏場に和装は、もはや体力勝負...。私は極度の暑がりなので、お支度するだけで既に汗だくで、もう大変です。

こちらは昨年の夏のイベントの様子。夏用の薄くて軽い衣装を着用しています。この恰好ですと、一曲踊っただけで汗が止まりません...!

そんな暑い毎日、私たちにとって欠かせないのが“浴衣”です。

お稽古の帰り道、中島公園に寄り道。暑い日でも、見た目だけは涼しげに。

お座敷などのいわゆる“フォーマル”な場で浴衣を着ることはほとんどありません。
ですが、お稽古に限り、だいたい7~8月あたりは浴衣で出ても良しというお許しがでます。

普通の着物と違って襦袢(着物の中に着る下着のようなもの)がないので、1枚あるのとないのとでは暑さの感じ方が全然違うんです!ちゃちゃっと着替えられますし、気持ち的にも楽ですね。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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