「ここに来たら他の海で泳ぐ気にならない」…そう話すリピーターもいるほど人気の海水浴スポットが、北海道・乙部町にあります。
「海のプール」。環境省の『快水浴場百選』に、道内で唯一選ばれています。
その最大の特徴は、施設自体が防波堤になっていること。バリアフリーなど、「誰でも海水浴を楽しめるように」という工夫も施されています。
景色や食事を楽しめるスポットも含めて、「海のプール」の魅力をご紹介します。
「海のプール」は、乙部町の元和台海浜公園内に位置しています。
外海とつながった本物の「海」ですが、穏やかな海で安心して遊べるようにと、施設自体を防波堤にしていて、大きな波から守ってくれます。
乙部町役場・産業課商工労働観光係の常田圭祐さんは、「防波堤により波が穏やかになり、かつ外海とつながっていて、海水が循環するので水がきれいに保てます。小さなお子様連れの方でも安全に海水浴ができます。海の中で泳ぐ魚や、ほかの生き物などを見ることもできます」と話します。
海の生きものに触れる体験もできます。土日祝日とお盆には、小学生以下を対象に「ウニ・ホタテの手づかみ体験」を行っています。午前11時からと午後2時からの1日2回で、参加無料、受付不要です。
「小さな子どもたちに、生きたウニやホタテに海で触れるという貴重な体験をしてほしい」という思いで開催しているといいます。とったウニやホタテは持って帰って食べることもできるので、家に帰った後も、また楽しい思い出が作れそうです。
「海のプール」では、バリアフリーにも力を入れています。公園内にスロープを設置し、バリアフリートイレ・更衣室を設けました。
また、砂浜でも走れる不整地用の車椅子「ジャリスター」や、直接海に入れて浮くことができる海水浴用車椅子「ビーチスター」を、無償で貸し出ししています(申込制、介助者の同行が必要)。
常田さんは、この取り組みについて「乙部町は『人にやさしいまちづくり』をテーマにバリアフリーを推進しています。2015年にオールバリアフリーのホテルが乙部町で開業したのをきっかけに、観光資源にもバリアをなくそうという話から始まりました」と説明します。
乙部町だけでなく、檜山振興局と、乙部町を含む檜山管内7町の地域全体で始まった『ひやまバリアフリーレジャー事業』の一環だといいます。
また、「海のプール」へは、駐車場から大きならせん歩道「るーぷ橋」を渡って入場できます。通路がスロープ化されているので、どなたでも安心して利用できる設計になっています。
常田さんは「お年寄りから小さな子までたくさんの世代の方に楽しんでいただきたいです。昔遊びに来た人が親になり、子供を連れてくる、孫を連れてくるといった感じで世代をつないでくれているのも嬉しいです」と、この場所への思いを語ります。
元和台海浜公園には「海のプール」のほか、大規模な緑地広場と遊具施設、展望台もあります。
レストラン「元和台」では、目の前に日本海が広がる絶景を眺めながら、名物「生うにラーメン」や、海鮮丼など、地元の味を楽しむことができます。
緑地広場には子どもたちが楽しめる遊具が設置され、展望台からは「海のプール」や窓岩を眼下に日本海を一望することができます。晴れた日には奥尻島も望むことができるという絶景ポイントです。
また、緑地広場に設置されているフリードッグランでは、愛犬のリードを外して一緒に遊ぶことができます。どなたでも無料で利用可能で、ペットと一緒に訪れる方にも嬉しいスポットとなっています。
常田さんは「レストランに大型遊具、ドッグランもあるので、一日中楽しめます。車で10分のところに温泉もあります!」と話します。
「海のプール」は、乙部町民にとってどんなスポットなのか。
常田さんは、「町内外たくさんの人が楽しめる全国的にも珍しい施設であり、乙部町の夏の観光の目玉施設でもある、自慢のスポット」と話します。
「リピーターも多く、ここなら気軽に海水浴を楽しめるといった嬉しい声もいただいております。ここに来たら他の海で泳ぐ気にならないといった団体もいて、何年も毎シーズン遊びに来てくれています」といいます。
「リピーターの方も、まだ来たことがない方も、気軽に遊びに来てほしい」と話していました。
美しい日本海を眺めながら海水浴を楽しみ、新鮮な海の幸に舌鼓を打ち、緑豊かな公園で思い切り遊ぶ。北海道の魅力を一日中楽しめるスポットです。
この夏、あなただけの思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
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取材・文:Sitakke編集部
※掲載の内容は取材時(2025年8月)の情報に基づきます
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