レタスとキャベツなどを、40年間作り続けている伊達市の菅原俊和さんは「もう大変ですよ、暑くて」と話します。
昔よりも夏の気温が高くなり、野菜が作りづらくなったと嘆いています。
「この葉は、雨が乗った状態で太陽に照らされて、その水分が熱くなって葉が焼けてしまう。煮えちゃう」
この状況が進むと、野菜が腐る病気「軟腐病(なんぷびょう)」になってしまいます。
4月から9月まで出荷するレタスですが、6月はほとんど壊滅状態となりました。
「どうしようもないですね。野菜に耐えてもらわないと」
北海道東部の美幌町では、雨不足のためタマネギ畑に水をまいています。
また、6月は18日までに真夏日が11日間と異例の暑さで、タマネギが十分な大きさに育たない可能性がでていました。
道央のブロッコリーは6月にすでに収穫時期を迎えましたが、中に空洞ができています。
干ばつの後に、まとまった雨と高温が重なり、急激に大きくなったのが原因と考えられています。
牧場にとっても暑さは大敵です。
十勝の士幌町の「川口農場」では、換気扇やミストの装置にかかる電気代が月に30万円を超えます。しかし、これでもまだ暑さ対策が足りないといいます。
川口太一社長は「この牛舎で換気扇が30台。28℃を超えると牛が暑さにてきめんにダメージを受ける。免疫力もうまく働かなくなる。病気になる、乳量も落ちる、生産性も落ちる」と話します。
今後は園芸用の資材を使いながら屋根から水をまき、牛たちの体を冷やす対策も検証してみるといいます。
さらにこんな対策も…
「冬は水を置いておくと勝手に氷ができる環境。その時に氷を作って、夏に冷えた水を飲ませるのは効果がある」
冬に作った氷で、夏に牛の飲み水を冷やし、暑さをいやすアイデアです。
「8月、9月この2か月間をどう乗り切るか。この夏の酪農家の大きな課題」
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