2025.08.14

暮らす

「何で話わかんねぇんだ」カスハラ現場で続くソフト・ハードの試行錯誤とは

客からの不当な要求や暴言、迷惑行為などのカスタマーハラスメントを防止するための条例が、北海道内でも4月から施行されました。

いま社会問題となっている「カスハラ」対策の現場を取材しました。

連載「じぶんごとニュース

「何で話わかんねぇんだ」

カメラの前で「カスハラ」の実態を証言したのは、道内の病院の検査部門で働く男性です。

「『待ち時間が長い』とか『どうなっているんだ』というのを強い口調で言われたりとか。『バカ』とかもやはりありますね。『何で話わかんねぇんだ』とか」

月に1、2回は、患者から暴言を受けることがあるといいます。

「『なんでこの検査をやるんだ』みたいな、やはり納得ができていないところで、非常に口調が強くなるんじゃないかなと。カスハラと正当な要望というのが、なかなか線引きが難しいなと」

客からの不当な要求や暴言など、近年深刻化している「カスハラ」の問題。
北海道では、4月に東京と並んで全国初となる「カスハラ防止条例」が施行されました。

国会でも6月、「カスハラ」防止の対策を企業や自治体に義務付ける「改正労働施策総合推進法」が成立するなど、「カスハラ」への対処が全国的な課題となっています。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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