2025.08.13

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2時間おきのミルクでつなぐ子ネコの命…殺処分ゼロの背景にある新しい家族へのバトン

難しい生後間もない子ネコたちの対応

札幌市の動物愛護管理センター『あいまるさっぽろ』を取材した日、19匹のネコが収容されていました。

収容されているのは、多頭飼育崩壊の家から救出されたネコもいれば、さまざま事情から飼い切れなくなったと、飼い主やその家族らが、ここに連れてくることも…。

ただ、病気やけがで、回復が望めないと判断されない限り、以前のような殺処分は行われていません。
そうした中、対応が難しいのが、生後まもない子ネコたちです。

住宅の物置にネコが赤ちゃんを産んで、お母さんネコがどこかに行ってしまった…そんな連絡が入ることもあるといいます。

ネコの繁殖期は、春から秋にかけて。
一度に4匹から、多ければ8匹ほど産むとされます。
以前は、こうしたネコたちで施設があふれることもありました。

そして今も、不妊手術を受けさせず手に余したり、多頭飼育崩壊へ陥ったり…。
飼い主の無責任な対応の結果、収容されるケースも少なくありません。

しかし、人の手が24時間必要な対応は、自治体の施設では困難です。

そうしたときに助けを求めるのが保護活動に取り組む団体なのです。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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