2025.08.13

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2時間おきのミルクでつなぐ子ネコの命…殺処分ゼロの背景にある新しい家族へのバトン

さまざまな事情で飼い主の手から離れ、保護されるネコたちがいます。
そうした小さな命を守り、新たな家族の元へと繋ぐ取り組みを見つめました。

連載「じぶんごとニュース

かつては札幌市だけで年間2000匹以上が殺処分

大きな目で見つめる、愛らしい姿に、誰もが釘付け…。
6月14日、札幌市の動物愛護管理センター『あいまるさっぽろ』で開かれたのは、新しい飼い主へとつなぐ、保護ネコの譲渡会です。
80人以上が訪れました。

入院や引っ越しなどの事情で放棄されたり、飼い主が孤独死したり…。
多頭飼育崩壊の家から、保護されたネコもいます。

そんな行き場をなくしたネコたちを救い出し、安心して暮らせる飼い主へと託す―。

札幌の保護団体『ねこたまご』が活動を始めて、14年になります。
併設されたカフェは、ネコにとって、新たな飼い主と出会う大切な場所です。

ねこたまごの活動が始まる前、札幌市では毎年、2000匹を超えるネコが殺処分されていました。
多くは母乳が必要な、生まれたばかりの子ネコ。

“小さな命を救いたい…”その思いから活動は始まりました。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

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