2025.08.07
出かけるサーモン科学館の見どころは生き物の展示だけではありません。標津とサケにまつわるストーリーは 「鮭の聖地の物語」として日本遺産に認定されており、2022年にオープンした日本遺産のエキシビションルームも必見となっています。
※日本遺産とは:地域に点在する遺産を面として活用・発信し、地域活性化を図るためのもの。
標津では約1万年前より人々が暮らしていたという遺跡からサケの骨が見つかっており、太古の昔から、この地で暮らしていた人間がサケを食糧としていたことが分かっています。有史以降もサケを中心に地域が発展し、サケの海洋資源が枯渇した際に代わりに獲られていた根室の昆布やホッカイシマエビは、現在も特産品として地域に根付いています。根釧地域の一大産業となっている酪農も、漁師たちが漁の傍らで畜産農業を営んでいた半農半漁の名残りであるといいます。
根室海峡はただ単純に「サケが多く水揚げされるから」というだけではなく、地域の産業、交通、生活の根幹すべてにサケが関係しているからこその「鮭の聖地」なんです。サーモン科学館はサケの物語を、見て、触れて、学んで楽しめる施設でした。
東京1000kmかぁ……近いですね(?)
今回のドライブ日記:
「道路に普通にクマがいた」ついに往復1000キロ超の「長距離」ドライブ!知床エリアをめぐって自然と触れ合ってみた【漫画で紹介】
しろまるさんインタビュー記事:
北海道の“端っこ暮らし”に憧れて.....。 稚内からご当地ネタを漫画で発信!『しろまる最北日記』著者インタビュー
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