2025.08.04
ゆるむことしの春に生まれた、キタキツネの子。
綿毛になったタンポポを、生まれて初めて見たのか、恐る恐る手を差し伸べているかのようです。
早いところでは、もう麦刈りが始まったようです。
麦刈りが始まるころ、キタキツネの家族は〝子別れ〟をします。
これまで、愛情たっぷりに育ててきたギツネに、親ギツネは、吠えたり、噛みついたりして、近づくことを許しません。
子ギツネは、なぜこんなことになったのか、理解が出来ないまま、親も元を離れてトボトボと行くあてもなくさまよいます。
そんな子ギツネの姿を、刈り取られたばかりの麦畑で、見かけます。
子ギツネくん、元気を出して!
キミの人生は始まったばかりだよ!
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