2025.07.30

育む

愛おしい小学生の“作文”!じわじわくるこうちゃんの日記に我が子の「今」を見つめた日【いっくじ日記#17】

じわじわ面白い…

そんな日々の中で、宿題に『二文日記』が出るようになりました。

1学期後半の宿題はプリント1枚で、表は計算問題など。
ひっくり返すとマス目が並んでいて、“二文にっきをかいてみましょう。『こんなことがあったよ』”と、毎日作文を書いて先生に提出するようになったのです。

ある日、ミニ児童会館から帰ってきて「今日は宿題全部やってきた!」とめずらしく宣言され、クリアファイルから宿題を出してみてみたら…

『おかあさんのつくったしゅくだいが、つまらなかったです。ぜんぶできなかったです。』

これは…文句日記?
でも、じわじわ面白い。

こうちゃんの苦手な「は・を・へ」のプリントを2枚、児童館でやってきてね、と朝ランドセルに入れたのですが…、つまらなかったそう。

日記はまだまだあります。

『らいしゅうのすいようび、そろばんのけんていしけんがあります。ごうかくしたら、ぷれぜんとがもらえます。』

この作文の数日後、無事検定試験に合格し、レゴブロックをGET。

夏バテ気味で私がソファーに横になっていた日の日記はこうです。

『ままは、きょうはびょうきみたいです。つめたいりんごじゅーすをあげました。』

一番びっくりしたのはこちら。
青森に住むおじいちゃんおばあちゃんに手紙を書いてみようと自由に書かせてみたところ…

『じじばばえ
れごのおかねありがとうございます。てがみもーいちどおねがいします。
けんていうけます。10きゅううけます。おてがみおくります。ありがとうございます。
ままからききました。ちゅきうがばくはつしますとききました。ちゅうがおわってしまいます!!!!!!!!』

色々な噂が広がった7月5日、その1週間ほど前の作文です。

ひらがながめちゃくちゃなところはありますが、素直な驚きがあふれている!
(私は地球が終わる、なんて教えていません…)

毎日の、こうちゃんの感じたことや驚いたこと。
覚えたひらがな、「、」や「。」を使って短い文章でも、なんだか色々なことが伝わってきます。

子どもの書く作文って、面白くて、かわいくて、愛おしい。
クラス全員の作文を並べたものを見てみたい。
きっと十人十色、みんな全然違って、個性にあふれていると思います。

だから最近の私の楽しみは、こうちゃんの作文。

他の子と比べるのではなく、きのうのこうちゃんときょうのこうちゃんを比べよう。
きっと1か月間の夏休みでまたぐんぐん成長しますね。

ここで一句!

作文に 素直な気持ち あふれてる

「連載|室谷香菜子の「いっくじ」日記」

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文|HBCアナウンサー 室谷香菜子
青森県出身。2009年HBC入社。HBCラジオ「アフタービート」、「美香と香菜子のおさんぽ土曜日」などを担当。2018年第1子(男の子)を出産。趣味は寝かしつけ後のドラマ鑑賞と、美味しいお酒。息子(こうちゃん)との日常はInstagramでも発信中。

編集:Sitakke編集部あい

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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