2025.07.31

出かける

「ヒグマいるかな…?」北海道の“端っこ”を船で巡る大自然満喫スポット【しろまるドライブ寄り道⑤】

ウトロ港を出発して40分ほどで、一番短いコースの折り返し地点となる硫黄山(カムイワッカ湯の滝)に到達しました。この滝は活火山の中腹から湧き出た温泉が川の水に混ざっていて、名前のとおり温水が流れ落ちています。

硫黄山とカムイワッカ湯の滝

1時間のコースはここで折り返しとなりますが、乗船しているのはルシャコースなのでカムイワッカを通過しそのままヒグマのメッカである「ルシャ湾」まで行きます。20分ほど先へ進んだところでヒグマの観察ポイントに着き、船が速度を落としました。皆が海岸線に目を凝らします。

(ヒグマ……いるかな……?)

野生動物の探索は、見られるかどうか分からないワクワク感と、乗員乗客が一丸となってを対象を探す一体感を楽しめます。……残念ながらロケで乗船したクルーズでは熊に会うことは叶わなかったのですが、それもまた自然を相手にしたアクティビティの醍醐味です。

過去に同クルーズに乗船した際に撮影した写真。雄大な自然の中に溶け込む動物たちの生活スタイルに逞しさを感じます。

2時間のコースはこのルシャ湾で折り返しとなり、ウトロ港へ引き返していきます。帰りは断崖の近くではなく、沖合を航行します。時間配分的には往路でクルーズ全体の6~7割の時間を使って景色を楽しみ、残りの3~4割程度の時間で戻るイメージです。「帰りは見どころがないから寝てしまおう……」という方もいるかもしれませんが、沖合からは知床連山の山並みが綺麗に一望できて侮れませんので、シャッターチャンスを逃さないようにしましょう♪

帰りの船上から見える知床半島の景色

船は予定通りに約2時間の航海を終え、無事ウトロ港へ入港しました。

知床半島は世界自然遺産という土地の性質上、陸上からの観光に大幅な制約があります。一般の旅行者が知床を楽しむためには、観光船で海から景色を見るのが一番手っ取り早く高い満足感を得られます。知床まではるばる足を運んだのなら、ぜひ船に乗ってみてはいかがでしょうか。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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