2025.07.29

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「嘘を抱えて辛い…」結婚を考えている相手への悩みに自分を“二の次”にしないアンサーは【お悩み#90】

あたしなりのAnswer

お花シリーズ「スターチス」花言葉は「変わらぬ心」

さて、RYOMAさん。
あなたの目下のモヤモヤは、さっくり言葉にするなら「彼女とこれから一緒にいるためにどうしたらいいか」、そして「ゲイ友との付き合いはどうしていけばいいか」のはずよね。

ここからはこの2点について、あたしの考えるところを綴らせていただこうと思います。

まず、個人的にはですが。

生涯のパートナーに自分のセクシュアリティを打ち明けるべきかどうかについては、あたしは必ずしも「伝えるのが正解」とは思いません。

この件については、当事者の数だけ正解がある。
実際自分の周りにも、おのれがLGBTQだと伴侶に伝えている人もいれば、一生伝えることはないと決めているという人もいます。

ただ、です。
あたしが思うにRYOMAさんはきっと、自分がバイセクシュアルとして歩んできたこれまでを彼女にきちんと聞いてもらったほうが「生きやすくなる」タイプなんじゃないかしら?

再度の引用になりますが、「隠し続けるのも嘘を抱えていて辛い」というあなたの手紙の文言は、そんなあなたの性向を明らかにしているように思います。

難しいと思う。
決して無理はしなくていいとも思う。

カミングアウトによって大切な人とのつながりを失ったという話は、LGBTQコミュニティの中ではザラです。
だからこそ、「沈黙」という方法によって自分の身を守りつつ、相手と適切な仕方で付き合い続けていくというのも、当事者にとっては立派な選択のひとつになりえます。

でも。
セクシュアリティとはその人のアイデンティティに、なんとなれば、人生の根幹に関わる大事なものです。

それを確かなものとして受け止め、大切な人に明らかにしたいと願うのならば。
RYOMAさん、あなたにはカミングアウトについてどうか積極的に考えてみてほしい。

今はカミングアウトのための準備方法が、当事者団体によって発信されている時代です。
そうした情報をキャッチしながら、自分なりの用意を進めてみてはいかがでしょうか(過去に、その準備について詳しく書かせてもらっているので良かったらみてみてね)。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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