2025.08.10

食べる

「昼からまたがんばれる」とろみと企業秘密のスパイスで苫小牧名物になった名店の意外な歴史

「味の大王」誕生の歴史…「邪道」と言われ…

幅広い人に愛される元祖カレーラーメン。
誕生の歴史は?

3代目 中江 友紀さん:「1965年に創業しまして、当時の高橋 一郎さんが初代にあたるんですけれども」

1965年、初代の高橋一郎さんが苫小牧の繁華街大町に味の大王を開業。

3代目 中江 友紀さん:「北海道は“味噌ラーメン”だよね。っていうのが広く回っている中でうちも例にもれず、味噌ラーメンが売りだったんです」

当時は、“札幌味噌ラーメン”が誕生した直後だったこともあり、多くのお客さんのお目当ては味噌ラーメンでした。

3代目 中江 友紀さん:「やっぱり『大王独自のカレーラーメンを出したい』『他と差をつけたい』ということで、当時カレーライスっていうのもやってたんですよ。カレーライスのカレーとラーメンをかけ合わせたらどうだろうというところで」

一躍大人気メニューが誕生!かと思いきや…

3代目 中江 友紀さん:「“カレーラーメン”というものが全くもって受け入れられなかった。一口食べて帰るお客さんだったり『こんなのラーメンじゃない』『邪道だ』とか」

当時のお客さんの反応は冷たいものでした。
加えて、資金繰りも厳しく1年ほどでお店は閉店。

3代目 中江 友紀さん:「初代の奥さんの実家である岩見沢に行って、岩見沢で味の大王始めたんですよ」

初代の一郎さんは、岩見沢で新たに「味の大王」を開店。

3代目 中江 友紀さん:「バスの運転手だった、小柳さんが脱サラして修行に来て」

カレーラーメンに ほれ込み脱サラをした小柳さんは、のれん分けしたのち、地元の室蘭で「味の大王」を開店。

室蘭名物でもある、味の大王のカレーラーメンの原点は苫小牧にあったんです。
一方、一郎さんは岩見沢の店を閉め、苫小牧錦町で再スタート。

3代目 中江 友紀さん:「今から30年くらい前にこの植苗に総本店を移したんです。当時、郊外型ラーメン店っていうのがブームだったんですよね」

その一方で…

3代目 中江 友紀さん:「『味の大王って“カレーラーメン”だよね。』って、言われる前の時代で。あまりにも振るわなくて。明日にでも店閉めようかぐらい」

今日ドキッ!

HBCテレビにて毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中。みなさんと一緒に毎日のドキドキを探しに行きます!最新のニュースや天気、スポーツ情報など丸ごと「北海道」にこだわる情報報道番組です。

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