いま注目の「アップサイクル」
本来なら捨てられるはずの廃棄物や不用品を、デザインやアイディアによって価値ある別のモノに生まれ変わらせる取り組みのことです。
可愛い!おいしい!!
楽しく生活に取り入れられる魅力あるアップサイクル商品2選をご紹介します。
まずはこちら!
このおしゃれで可愛いシューズ。
実は、ペットボトルからできているんです!!
今年2月から販売がスタートした「オッフェン」と名付けられたシューズブランド。
“普段履きできる環境に優しい靴”をコンセプトにしていて、いま注目を集めています。
それにしてもどうやって、ペットボトルから靴を生み出しているのかというと・・・
ペットボトルを細かく裁断したものを熱や水を使って細い糸にし、それを編んで靴のアッパーとしてデザインしているんです。
ペットボトルでできた糸は、編むとものすごく伸縮性のある強い素材に変化するんだとか。
靴のデザインは、オッフェンプロデューサーの日坂さんが、アパレル業界での20年近い経験を生かして3年かけて考え抜かれたもので、誰もが心おどるデザインとなっています。
そして肝心な履き心地も、ふわっふわ、軽くてこれまでにない履きやすさです!
また、丸ごと洗えるといううれしい特徴も。
環境への意識は靴だけにとどまりません!
シューズを買うと付いてくる、このシューキーパー。
トウモロコシなど植物由来のデンプン質で作られていて、土にかえすこともできます。
シューズが入っているこの袋も再生紙でできていて、観葉植物のカバーや野菜の保存袋としても利用できます。
さらに、封を閉じているこのリボン。
こちらもペットボトル素材でできた靴紐なんです!!
もともと持っているスニーカーの靴紐と交換して使えば、いつものスニーカーも違った雰囲気で楽しめます。
環境への配慮とファッション性、その二つを両立させた素敵なオッフェンの取り組みでした。
続いては、美味しい♪アップサイクル商品!!
こちらのチップス。
実は、ある野菜の「捨てられてしまう部分」から作られています
なんと、ブロッコリーでも、茎の部分を使ったというチップス!!
ココナッツオイルで揚げることで、野菜の苦味を抑えつつ、味付けは、てんさい糖と塩のみで食べやすくなっています。
手掛けたのは、食品やミールキットの宅配サービスを行う「Oisix(オイシックス)」
冷凍のブロッコリーを作るカット工場で、使われずに廃棄されていたというブロッコリーの茎の部分。
開発担当者から、その茎の部分がもったいないと、何かしらそれをおいしい商品にできないかと提案があり、完成した商品なんだそう。
こうしたチップスは大根の皮でも製造販売。
ブロッコリーの茎と合わせ、発売から2か月半で3.5トンのフードロスを削減したんだそう!
そのまま食べるだけでなく、パリッとした食感を生かし、スープやサラダに振りかけても、相性バツグン!
さらに、オイシックスが手掛けるこんなアップサイクルも!
梅酒を漬けた際に、廃棄されてしまう梅を使った期間限定の「ドライフルーツ」。
グラノーラと合わせて食べるのがおすすめだそう。
こちらのグラノーラもアップサイクルされたもの。
規格外のナッツやフルーツにオーツ麦・ドライの富有柿・はちみつを加えたという、廃棄処分のはずだったとは思えない一品。
おいしく食べることが、フードロス削減につながる!
みなさんも試してみてはいかがでしょうか。
※掲載の内容は番組放送時(2021年10月21日)の情報に基づきます。