2025.06.29

暮らす

「pH」の呼び方で世代がわかる?「巻き戻し」はいつから言わなくなった?変化する言葉

いつのまにか呼び方が変わった用語はほかにも…

KADOKAWAから出版された『けんたろ式“見るだけ”ことば雑学辞典』という本では、「いつのまにか呼び方が変わったもの」がまとめられています。

【いつのまにか呼び方が変わったモノ】
◇ph(ペーハー)⇒ピーエッチ
◇カロチン⇒カロテン
◇エアーズロック⇒ウルル
◇げた箱⇒靴箱
◇巻き戻し⇒早戻し
◇自殺点⇒オウンゴール
◇日射病⇒熱中症
◇スチュワーデス⇒キャビンアテンダント
◇官製はがき⇒郵便はがき
◇保母⇒保育士
◇助教授⇒准教授

より正しい発音に直されているものもあれば、オーストラリアの巨大な岩「エアーズロック」は先住民に伝わる「ウルル」という名に直されるなど、さまざま理由で変化しています。

サッカーの「オウンゴール」は1993年にJリーグが開幕したことを受け、その翌年に日本サッカー協会が英語由来に切り替えました。

また「熱中症」も家の中でも発症するので「日射病」ではないんです。

「官製はがき」は郵政民営化を受けて「郵便はがき」になったり、女性だけの仕事ではないから「保母」が「保育士」になったり…それぞれの理由の背景もみえますね。

また、「巻き戻し」が「早戻し」に…。
これも記録メディアがテープからDVDなどに変わり、2000年頃から各メーカーが「早戻し」に切り替わっていったということです。
リモコンにも「早戻し」と表示されています。

時代の変化やより正確な表現を求めた結果、気がつくと変わっている言葉、探すとまだまだ身近なところで見つかりそうですね。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年6月2日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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