2025.06.27
深めるなんならここ数年、その中でも特に今年肌身で感じているのが、人生のパートを担ってくれる人たちは、殿方以外にも本当にたくさんいるし、これまでもいてくれたんだということ。
三重県の家族たちはもちろん、この北海道で出会ったたくさんの先輩や友人たち、店のスタッフやお客様方が、公私ともにあたしを支えてくれている。
書いてしまうとチープですが「人はひとりで生きるものではない」ということを、生き続ければ生き続けるほど、ひしひしと実感させられているんです。
だからね、あっきーさん。
あたしとあなたは、同じ環境にはいない。
同様の人間関係を構築する身ではないけれど。
あたしあっきーさんにも、ぜひ自分の人生の「パート」を担う人たち、いや、すでに担ってくれている人たちに目を向けて、そういう方々を大事にしてほしいなって思うの。
かつてロマンティックなつながりのあった人も、全くそうではない人も含めてね。
最愛にして唯一の「人生のパートナー」。
これがどこにいるかは、誰にもわかりません。
でも、人にはたくさんの「パートナーズ」がすでにいる。
あっきーさん、あなたもきっとそうなんじゃないかしら。
あっきーさんには、ぜひ自分の「パートナーズ」が誰なのかを考えてもらいながら。
その上でいつか、「この人だ!」と感じられる素敵なお相手と出会うことも、どうか諦めないでいてほしいと、同じ願いを抱える身としてあたしは祈っているのでした。
というわけで、今回はあたしの恋愛話も勝手に大放出しながら、「人生のパートナー」について考えてみました。
はぁ、書いたらちょっと失恋の痛み、おさまってきたわ。
あたしにとってやっぱりこのコラムって、皆さんのお悩みと向き合うことを通じて、自分自身がモヤモヤしていることにも切り込んでいけるいい機会なんだよなぁ。
今日は改めてそれを、ひしひしと実感させられる回になったような気がしています。
よーーし、もうすぐ夏!あたしも新しい恋するぞーっ!(単純)
ではではまた次回。Sitakkeね~!
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文:満島てる子
イラスト制作:VES
編集:Sitakke編集部あい
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満島てる子:オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。
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