2025.06.27
深めるでも、そうね。本当にわかんないよね。
世に言う「人生のパートナー」の作り方とか、見つけ方ってさ。
奇跡のように恋に落ち、一緒にいようと約束をして。
「ああようやく、永遠に共にって感じがする……(嬉)!」と、相手との出会いに無限のロマンスを感じながらとろけられる期間というのは、人にもよりますが、大抵の場合そう長くはなく。
喧嘩がきっかけとなるか、自然消滅となるか。
生活リズムの合わなさから不協和音が生じたりもするし、片方にもっと好きな人ができてしまったり、一緒にいる間に関係性そのものの質が変化してしまったりもして(「恋人というより友達になっちゃって」というのは、あたしの周りではよく聞く別れの理由です)。
様々な理由から、「ふうふ」的な路線の延長上にある「2人でひとつ」のパートナーであることに終止符を打つという決断をする人たちというのは、実際に数知れず存在するようですよね。
おのれも含め、自分の周囲にもそういう人、一定数いるなぁと、振り返ってもそう思います。
こうなってくると正直「誰かと人生ともにする、なんて幻想じゃね?」って気持ち、抱かざるをえなくなってきちゃうわよね……。
(ちなみに最近では、ポリアモリー【注:パートナーをひとりに限らないこと、あるいは限りたくない人】であるから特定の相手を作らない、という方もいますし、そもそもパートナーを必要としないタイプの人もいたりしますよね。「誰かと生きる」ということについても、人々の考え方・向き合い方は多様化してきています)
そうそう、あっきーさんのセクシャリティがわからないから、全く同じ事情だとはいえないかもしれませんが。
あたしの場合も、ゲイ向けのマッチングアプリには登録しているものの、メッセージ来たよ!的な通知を見ることって「あ!流れ星!」レベルのレア度(ゲイがみんなそうとはいえないんだろうけどね。あたしの場合、非モテの自覚が嫌と言うほどあるの…)。
アプリでだめならと、ロマンティックな巡り合いを求めてゲイバーに行ったとしても、結局絶妙に酔っ払ってひとり帰宅するのがオチ。
まさしくあっきーさん同様「さっぱりの日々」を送っているのよね。とほほ。
ゲイに限らずとも、誰でも大人になればなるほど、見知らぬ環境に飛び込む機会というのが減っていきます。
それにきちんと比例して、なかなか新しい出会いを経験すること自体も少なくなってくるはず。
そんな中で、あっきーさんやあたしのように。
ずっとこの人と一緒にいるんだろうな、いられたらいいな、と長年思っていた相手と終わりが来て、離れなければならなくなるなんてさぁ…。
もう!踏んだり蹴ったりにも!ほどがありすぎる話じゃねえかよっ!
どうなってんだよこの人生!(号泣)
……ふぅ、思わず激昂してしまった。ごめんなさい。
あっきーさんの悩みが、どうしても人ごととは思えなくってね。
今回は文調はもちろんのこと、ついついキーボードを叩く手にまで、あたしったら終始力が入りっぱなしです。
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