2025.06.24
出かける演じられる歌舞伎のシーンはごく一部なのに、その演目の内容が喜久雄や俊介らの人生と重なり合うように感じられる演出も魅力です。
説明的ではないのに、稽古や舞台上での言葉や表情だけで伝わってくるものがあり、歌舞伎の予備知識がなくても楽しめます。
原作の「国宝」(吉田修一著・朝日文庫/朝日新聞出版刊)も読んでみました。歌舞伎で描かれていることと、喜久雄や俊介らの人生の重なり合いがより深くわかり、映画にはなかった人生も見えて、また違った楽しみ方ができました。
時間的な制約がある中で、原作とまったく同じストーリーではないのですが、言葉で語り尽くさずにここまで映画としてまとめられたのかと、改めて演出に感激しました。
長々と語りましたが、苦しく切ないからこそ、とにかく美しいの一言。
内面からにじむ深い美しさに、目も耳も魅了され、心に残る映画体験でした。
ぜひ映画館で、体感してみてはいかがでしょうか。
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