2025.06.24
深めるさて、狐狸庵さん。ここまであたし一方的に「それ、わかるぅ〜!」な気持ちを、あなたに向けて書いてきたけれど。
相談を受けた身として、あたしなりにまず狐狸庵さんのことを分析してみたのですが。
あなたはどうやら、とっても優しい人みたいね。
だってそうでなければ、「友人達のことは好きでした。ずっと友達でいられると思っていました。ここに書いたことが友人達の全てではないです」だなんて、友だちのことを傷つけまいとする愛にあふれる言葉を、この手紙につづることはできないはずだもの。
そして、だからこそ。
「グループを抜ける」というご自身の決断に、少なくない後悔も抱いていらっしゃるのかしら。
「もっと上手く立ち振る舞えなかったのかなって、もやもやしてしまいます」
この書きようには、まさにそんなあなたの今の心境が、そっくりそのまま表れているような気がします。
とはいえ、人生は残酷なものです。
覆水は盆に返らない。
カエサルじゃないけれど、賽は投げられたらもう数字を示すしかない。
出た結果を覆すことはできないし、目の前の事実から引き返すことは、何人にもできません。
そう、もしかしたら改めてそのグループに、紆余曲折を経て再加入することはできるかもしれませんが。
「一度抜けてしまった」という確定してしまった過去は、もう変えられない。
いくら「もっと上手くやれなかったのか」とかつてに思いを馳せても、それをどうにかすることはもうできないんだよね。
だからこそ、狐狸庵さん。
あたしはあなたに、昔に眼差しを向けて立ち止まるのではなく、これからの人付き合いに目を向けて、今後の振る舞いを新しいものにしてもらえたらなぁって。
そう願っているのよ。
その願いを伝えることも兼ねて、あたしなりのアドバイスを、ここでひとつだけさせてちょうだい。
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