2025.06.29
出かける今、吉原さんは近くの銭湯、山下さんはホテルでアルバイトをしています。
どちらもライバルの施設ですが、店内には"たらこ湯"のポスターを貼っていて、応援してくれる人も多いのです。
開業から1年、目標は"たらこ湯"だけで生計を立てることです。
慣れるまではと、営業は【金・土・日】だけでしたが、春から【月・火】の営業も始めました。
人も、犬も、猫も一緒に―。
障害のあり、なしも関係なく、安く、安心して泊まれる宿であり続けたい。
2人は、意気込んでいます。
"もも"の鳴き声、お客さんとの笑い声…きょうもたらこ湯はにぎやかです。
国などのデータによれば、いまやペットの飼育数は、子どもの数を上回っています。
家族の一員だからこそ一緒に泊まれる施設は嬉しい一方で、手頃な料金の宿泊施設は少ないのが現状です。
2人はそうしたニーズの取り込みを考えているんですが、“全室ペットOK”としたことで、採算が見込めないのでは?などと、金融機関から融資を受けられない苦労もあったということです。
吉原さんは、聴覚障害の方それぞれに、コミュニケーションの取り方や、聞こえの程度にも違いがある中「たらこ湯に来て、自分と関わることで、こういう人もいるんだ」と、ペットOKということだけではなく、いろいろな関わりへの理解が広がれば…と話しています。
開業から1年、もともとは金・土・日のみの営業でしたが、この春から宿泊の営業日の数を増やして、"たらこ湯"一本の目標に向かって経営しています。
予約の際は、吉原さんは耳が聞こえないので、電話ではなくLINEなどでの連絡がうれしいということです。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年5月28日)の情報に基づきます。
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