2025.07.18
深めるここで問題が…
3代目 佐藤 公二男さん:「昭和24年のときに、更科粉を作ってるお店が無くて。あっちこっち製粉屋さんを訪ねて歩いたが、やってくれなかった」
更科そばとは、そばの実の殻を取り除き、実の中心部分のみを製粉したもの。
戦後の食料が不足していた札幌ではそばの実をすべて使える田舎そばが主流。
『更科のように手間のかかるそば粉を作っている暇はない』と多くの業者に断られました。
それでも釧路で愛されたそばを楽しんでもらいたい一心で材料をかき集め、札幌では珍しかった更科そばを提供。
3代目 佐藤 公二男さん:「更科を食べたくて、店は小さかったけど並んだらしいよ」
そばへの真摯な姿勢がお客さんに伝わり、店は大繁盛となりました。
そばつゆは上白糖、みりん、しょうゆと4種類の鰹節を使用することで味に奥行きを出します。
アツアツの天ぷらと冷たいざるそばがセットの天ざるは50年前からの不動の人気メニュー。
厚めの衣が特徴の天ぷらは、注文を受けてから揚げ始めることで、そばつゆにも負けないザクザクの衣に仕上がります。
竹老園東家総本店の看板の一つである「そば寿司」も受け継ぎ、札幌でも人気を集めました。
公二男さんは35歳の時に父から店を任され、半世紀以上もの間、愛される味のバトンを繋ぎました。
常連客:「小さいころから東家で育っているので、東家さんにしか行かないです」
番組スタッフ:「何年くらい前から来ている?」常連客:「多分お腹にいる頃からで、50何年です」
常連客:「東家さんが一番おいしいですよ。おそば、好きですよ」
公二男さんの息子であり、4代目の洋輔さんにもお話を聞いてみると…
4代目 洋輔さん:「変わらず皆さんに愛されるおそば屋さんを続けていけたらなと思っています」
地域に支えられ今年で76年を迎えた東家本店。
愛されるワケは?
3代目 佐藤 公二男さん:「ここまで来て、お金払って、時間作って、そばを食べてもらって。自分たちは手を抜けないでしょう。お客さんへの恩返しでもあるわけだから、できたらやり続けて、お客さんに楽しんでいただきたい」
住所:札幌市中央区南4条西1丁目
電話:011-231-4572
営業時間:午前11時30分~午後9時30分
定休日:水曜日
※掲載の内容は番組放送時(2025年6月20日)の情報に基づきます。
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