2025.06.18

暮らす

幻の給食メニュー「ソフト麺焼きそば」をたどると…意外な真実と挑戦【北海道・苫小牧】

皆さんが抱えている「なぜ?」「どうして?」を調査する、HBC「もんすけ調査隊」。

幻の給食「ソフト麺焼きそば」って知っていますか?

父の思い出を娘が調査依頼。
消えたメニューの裏に隠された真実と高校生たちの挑戦に迫ります。

「お父さんが給食で食べたソフト麺の焼きそばが美味しかったと言っています。私は食べたことがないので、調べてください」

そんな依頼を寄せてくれたのは札幌市在住のドーミンさん(12)。

給食の人気メニューと言えばソフト麺。

ミートソースやカレーをかけるのが一般的ですが、「ソフト麺の焼きそば」なんて聞いたことがありません。

そこで、依頼者の父親、HBC報道部の藤田忠士記者(42)を直撃!

「娘と『美味しいよね』と話したら、『何それ?』と言われ、娘が関心を持った」

どうしても気になった娘さんが、父親には内緒で調査を依頼していたのです。

藤田記者の記憶を30年ほど遡ってもらうと…

ソフト麺の焼きそばは、柔らかくて短い麺。
モチモチとした食感と、甘い味付けが特徴だったといいます。

「クラスの中で、みんな『おかわりしたい!おかわりしたい!』って」

それほどの人気がありながら、なぜ依頼人は食べたことがないのでしょうか。

早速、札幌市教育委員会の学校給食課に聞いてみると…

「ソフト麺を使った焼きそばは、札幌市の給食では提供していない」

なんと、札幌市の給食では20年以上、“ソフト麺の焼きそば”はおろか、通常の焼きそばも提供されていませんでした!

「500食とか1000食とか大量調理をするので、作るのが大変なメニュー」

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

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