2025.06.19

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「東京の夏は暑いからいや」の受け皿に “移住”とも違う選択肢に名乗り【北海道・釧路】

リフレッシュできる魅力

5月に釧路市と企業誘致を手がける「うさぎ企画」が、東京で開いた交流会。

森田創代表は「移住までしなくても、釧路に通って何か面白いことをやってくれる人を増やすことで、釧路に活気をもたらそうと考えた」といいます。

釧路市での二地域居住に関心を持つ企業や個人に、釧路市の魅力を紹介。

リモートワークも多いというIT企業の村岡佑紀社長も関心を寄せる1人です。

「地方でリフレッシュしながら環境を変えてやれるのは、社員にとってもいいかなと思いますし、社員がリフレッシュすることによって、会社としても生産性の高い仕事が提供できるかな、と思うので」

移住とは違う『二地域居住』

完全に移り住む「移住」とは違う、『二地域居住』はいつもの生活とは別の地域に、もう一つの生活拠点を持つライフスタイルをさします。

週末だけを地方で過ごすスタイルや、都市部でメインの仕事をしながら定期的に地方に滞在して副業をするなどその形は様々です。

国も2021年に協議会を立ち上げて、推進しています。

国交省の酒井達朗二地域居住政策推進官「二地域居住をやらずに住む地域は大都会か移住で勝てる地域。ほとんどの地域で二地域居住が重要」と話します。

ただ、まだまだ「二地域居住」の存在自体が知られていないことが課題で、「上手くいっている事例を早く作っていかなければいけない」とも指摘しています。

国は「二地域居住」に先進的に取り組む全国の団体への支援を決め、そのひとつに釧路市が選ばれました。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

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