そのワインは「紅」色になるのでしょうか。
X JAPANのメンバーで、世界で活動する音楽家、YOSHIKIさんが、北海道余市町でワインのためのブドウづくりをスタートしました。
100万円の“V”VIP席が完売するというディナーショー。
テーブルに添えられたのが、YOSHIKIさん自身が好む味わいやフレーバーをブレンドしたワイン「Y by YOSHIKI」です。
このワインは、YOSHIKIさんが活動拠点を置くアメリカ・カリフォルニアの名門ワイナリーとコラボして2009年からつくられてきました。
そんなYOSHIKIさんが、日本でのワイン造りの拠点として選んだのが北海道余市町。
YOSHIKIさんがワインのプロデュースを日本国内で手掛けるのは初めてのことです。
余市町はブドウ栽培に適した自然条件が整っていて、国内外で高い評価を得ている醸造家・曽我貴彦さんも余市町でワイナリー「ドメーヌ・タカヒコ」を経営しています。
「北海道・余市のワイン、ブドウは世界と十分勝負ができますので、世界と勝負するうえにおいてもYOSHIKIさんの力を借りていきたい」
今回YOSHIKIさんは曽我さん監修のもと、ワイン造りに携わることになります。
「(曽我)貴彦さんのワインに出会ったとき、とてつもない衝撃を受けまして、すごいクオリティのワインが出てきている、ぜひ自分も何かコラボレーションできればという、素晴らしい芸術が余市町にある。極上のブドウというのはいかにいい土壌かで決まる。ここがすごい可能性を持った場所だということをここに来て実感しました」
YOSHIKIさんは、曽我さんのワイナリーの近くにピノ・ノワールという品種のブドウ約1191本を栽培し、ボトルに換算して年間約2500本を生産する予定です。
5月30日午後3時すぎ、余市町のワイナリーを訪れたYOSHIKIさんは、曽我さんやワイナリーの管理会社『フィールドオブドリームス』との調印式に臨みました。
「余市の出汁のような旨み感があるワインに育てたい。やるからには、世界一のワインを曽我さんと目指していきたい」
その後、YOSHIKIさんはまだ何も植えられていないワイナリーに、ピノ・ノワールの苗木を植えました。
YOSHIKIさんにとって国内初のワイン作りになる産地に、余市町が選ばれたことについて、齊藤啓輔町長も歓迎します。
「ワインで地方を創生するという戦略の元でプロジェクトが動き出した。今後は世界的なアーティストYOSHIKIさんによって広がりが出てくるので、余市が名醸地として、さらに素晴らしい産地になることを期待しています」
余市町は2024年、フランスのブルゴーニュ地方のワインの産地、ジュヴレ・シャンベルタン村と親善都市提携を交わしていて、お互いのブドウ農家やワイン生産者との交流のほか、栽培や醸造に関する共同研究を進めています。
余市町でのYOSHIKIさんのワイン造りは、苗木から醸造、出荷まで5年ほどかかる見込みで、余市町もワインを軸にした観光産業の広がりに熱い期待を寄せています。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年5月30日)の情報に基づきます。
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