2025.06.14

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北海道東部・人口2万人の“町”でどうしてホテルラッシュ?専門家が関心の時代変化

今までは日帰りだったけど

「機械や農機具のメンテナンス、不随した運輸業者などの関連産業も一緒に移ってきますよね。2024年問題での労働時間の制約もあって、今までだったら日帰りだったところが宿泊しないといけない」

実はこうした『出張』需要が、北海道だけではなく、全国の地方都市などで高まっていると話すのは、国士舘大学の加藤幸治教授です。

「ビジネス環境の変化、交通体系の変化、ネット環境の進歩などで営業所などの役割が少し下がって、常駐者が減った。でも、仕事としてはあるので、出張対応っていうような形で、人が動くようになってくると、ビジネスホテルの数がぐっと増えるというのはある」

地方の町に常駐する人が減ったことで、都市部からの出張に対する需要が増えているというのです。

中でも、人口が2万人ほどで『市』ではなく、知名度の高い観光施設も少ない中標津町でホテル需要が高まっている背景には、北海道の釧路市や網走市、根室市といった地方都市の中心に位置する”中標津ならではの特徴”があると言います。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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